校長先生のブログ

地域に学ぶ 自ら学ぶ

本校普通科観光文化コースには、学校設定科目として「観光地理」という科目が開設されています。この科目は、地理についての基礎的な理解を踏まえた上で、国内外における観光地の特色から地理的な見方考え方を学ぶことを主目的としています。「三島の魅力を発見しよう」という単元では、班別にテーマを決め、三島駅南口を出発・ゴールとしたテーマに沿って90分で回れる観光ルートを考えます。先日、各班が作成した観光ルートを実際に歩いて回って検証するフィールドワークを行いました。

生徒にフィールドワークの感想を聞いたところ、「楽しかった」(一番大事です!)という感想とともに、「時間どおりにいかなかった」「三島にこんな魅力的な場所があることを初めて知った」「小さいときに行ったことがあったけれど、魅力を再発見した」などの感想があり、有意義なフィールドワークになったようです。今後、授業では、今回のフィールドワークの結果を踏まえて、各班が提案する「90分で回る三島の観光コース」をプレゼンする予定です。

観光地理の授業で行っていることは「探究」です。自分たちでテーマを設定し、試行錯誤しながら、現時点での最適解を出し、発表する活動です。観光地理の授業も、最初は受け身だったかもしれませんが、しだいに生徒自ら取り組み始めています。本当の学びが始まっているのだと思います。

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