校長先生のブログ

成長するのは技術だけではありません

ソフトテニスの県総体男子個人で、本校のペア(土方・八ッ橋組)が見事優勝し、インターハイ出場を決めました!素晴らしいです。顧問の先生に話をきくと、チームとして工夫して困難を乗り越え、成長した過程を笑顔で話してくれました。数年前に聴いた畑喜美夫さんの講演で、「人間的な成長なくして試合に勝ったとしても決して褒められることはない。」という話があったことを思い出しました。畑喜美夫さんは、元公立高校の教員で無名だったサッカー部を全国優勝に導いた方で、その指導方法は、生徒の自主性を重んじるボトムアップ理論として知られています。
そのようなことを思い出しながら、中間テスト中の校内を回っていると、生徒の荷物が廊下に整然と置かれているではありませんか。多くの高校で、テストのときは自分のバッグや荷物を廊下に置くよう指導していますが、生徒は目先のテストに頭が向いているため、きちんと整理整頓してバッグを置くことはあまりありません。ところが、この日見たバッグの置き方はしっかりと整頓して置いてある状況です。以前、畑先生が選手育成の軸の一つは片付けとして、見せてくださった整理整頓された部室の写真を思い起こしました。この日、バッグが整理整頓されていたのは一クラスだけではありません。他のクラスもそうです。でも、廊下で指導している教員がいる様子はありません。生徒に「荷物の置き方について先生に言われている?」と尋ねると、そのようなことはないとのことで、誰かに言われたわけではないけれど、通行の邪魔にならないよう、整理しておくことが入学時から習慣化しているとのことでした。単に廊下にバッグを置くという行為ですが、そこに整理整頓して置くという意識や行動が入ることで生徒の中に育っているものがあるように思います。ソフトテニス部の顧問の先生が話していた、チームの成長には、環境も含めた雰囲気づくりが大切ということも、関連していると思います。「人間的な成長なくして試合に勝ったとしても決して褒められることはない。」のです。

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