春休み中の3月下旬、うれしいことが二つありました。
一つは3年福祉科介護福祉コースの生徒が介護福祉士国家試験に全員合格したことです。関係生徒は1年次から国家試験合格を目指しクラス一丸となって努力し、福祉科の教職員もまた生徒の背中を押して3年間伴走してきました。放課後に校舎内を歩くと、遅い時間まで黙々と勉強に励む生徒や、指導に当たる教員の姿を見ることができました。勉強に取り組む生徒や教員の真剣なまなざしがとても印象に残っています。素晴らしい結果に結びついて、本当にうれしかったです。今回、介護福祉士資格を取得した生徒たちは、4月から新たな環境の中でさらなる成長を目指します。資格の取得はゴールではなく、出発時のアドバンテージです。ここからさらに経験を積むとともに学び続け、大きく成長することを期待しています。
もう一つは、生徒がプレゼン大会で自分の考えを堂々と表現できたことです。大会は「夢実現パートナーシップ」公開プレゼンテーション大会。主催の山一金属株式会社様が、最優秀賞になったチームの夢を実現させてくれるというものです(このような企画をしてくれた山一金属様には深く感謝です)。本校からは3チームの生徒がプレゼンを、審査員はじめ大勢の方の前で行いました。先週、私は生徒たちのプレゼン練習に一回立ち会いましたが、かなり緊張している様子で、自分の考えをうまく表現し伝えられるかどうか少し心配していたのですが、本番では、聴衆に語りかけるように、自分たちの主張を伝えることができました。短い期間でよくここまで持ってきたなという感じです。結果的に、最優秀賞には届きませんでしたが、一つのチームが審査員特別賞をいだだきました。私としては生徒が本気になって取り組み、考えをしっかりと表現し伝えるまでに成長したことが感じられ、とてもうれしかったです。
写真は国家試験に向かうバスの中の生徒、そしてプレゼン大会で賞をいただいたチームです。