知徳高校では、中学生対象の一日体験入学を８月に３回実施しました。大勢の中学生とその保護者に来ていただきました。ありがとうございました。知徳高校の魅力や特色がご来校の皆様に伝わっていればよいと思います。もっと知りたいという方は、秋の体験入学や学校説明会にぜひ参加していただけたらと思います。
一日体験入学の最初に、校長からメッセージを伝える時間がありました。私が伝えたのは「自分が最も成長できる高校を選んでください。」ということです。これからの時代は変化が早く大きい時代です。さらに少子高齢社会、温暖化や自然災害、環境やエネルギー、人権に係る諸課題など、解決しなければならない課題がたくさんあります。自分の幸せだけでなく社会全体の幸せに関与していくことも必要です。そのような時代に生きる今の若者には、生涯を通して学び続け、自分をアップデートさせ続けていく姿勢が必要です。その姿勢を作る時期が高校時代なのです。ですから、高校選びでは、自分が最も成長できる高校を選ぶことが大切なのです。ここからは蛇足ですが、「その点、知徳高校では、グローバルフューチャープログラムで海外指定校制度などグローバルな進路選択が可能・・・」などと、話をさせていただきました。
中学生にとって、高校選びの軸は、まずは「学力」になると思いますが、今は人生百年時代、学校を卒業した後の人生の方がよっぽど長いのです。ですから、中学校卒業後の行先を決める際には、その高校では自分の好きや得意をさらに伸ばすことができるのか、成長できる環境なのかどうか、学び続ける姿勢の基盤づくりができる学びがあるのか、こんな視点も持ってほしいと思います。ですから、高校に実際足を運んで、わからないことは高校にどんどん聞いた方がよいと思います。
人は普段自分が置かれている場所（コンフォートゾーン）から、ちょっと背伸びするくらいの越境（ストレッチゾーン）に行くと成長するという話を聞いたことがあります。高校選びもそこなのかなと思います。人にもよると思いますが、進学した先でまったく成績が伸びない深海魚問題というものもあるそうです。
