校長先生のブログ

生徒が持っている力を生かす

一日体験入学で、中学生に学校様子を説明する際、教師が説明するよりも、生徒に説明してもらった方が分かりやすいようです。高校生の方が中学生に年齢も近く、「入学したら自分はあの知徳生のようになれるんだ」というロールモデル的な存在であるからだと思います。8月24日の一日体験入学では多くの生徒が活躍しました。普通科の説明においては生徒が教員の質問に答える形にしたところ、とても面白いものになりました。生徒は教員が思いつかないようなアイデアを持っているのです。
この夏に参加した研修で、元サッカー日本代表監督の岡田武史さんの話を聞きました。岡田さんは現在FC今治里山高校の学園長です。岡田さんは日本代表監督だったときコーチに「(選手が)育つのを邪魔するな」と常々言っていたそうです。また、マララ・ユスフザイさんのお父さんがマララさんをどのように育てたのか聞かれたとき「何もしなかった。ただ羽を切らないようにした」と答えたこともお話になりました。
「生徒を信用して任せる」。すべてを生徒に丸投げすることは違うと思いますが、生徒が成長する上でとても大事なことです。知徳高校でも大切にしていきたいと思います。

 

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