1年生の大谷さんは、プロのバレエダンサーを目指して日々努力しています。大谷さんは先日、YGPコンクール予選に出場し、その様子を私もwebで見ることができました。YGPコンクールは世界最大規模の国際バレエコンクールで、若いダンサーに才能を披露する機会と、バレエ学校への奨学金を得るチャンスを提供しており、予選通過が極めて難しいそうです。バレエのコンクールを見るのははじめてでしたが、大谷さんはじめ出場者の熱く真摯な思いがひしひしと伝わってきました。
大谷さんは5歳からクラシックバレエを始めたそうです。現在は海外のバレエ学校への留学を視野におきながら、平日4日一日4時間以上、休日は6~8時間練習しています。バレエの魅力を大谷さんに尋ねると「身体を自由自在に操って、この世のものでないようなきれいさを表現できること」と語ってくれました。ただ、好きなことでも練習は大変そうです。ストレッチがきつくてバレエをやりたくないと思ったときもあったそうですが、その時は「あるプロのダンサーの踊りを見て、自分もそうなりたいと思う気持ちが強くなって乗り越えることができた」と話してくれました。大谷さんの話を聞いていると、バレエに打ち込む中で心も成長していることを感じます。
若い時に一つのことに熱中し、一途に取り組むことで得られるものは実に大きいです。バレエに熱中し取り組む大谷さんを、知徳高校も応援していきたいと思います。