校長先生のブログ

失敗して成長する ハッピー!プロジェクト

普通科・創造デザイン科の1年生は、総合的な探究の時間「知徳スタディラボ」で、地域の様々な人(子ども、高齢者など)に笑顔を届けるハッピー!プロジェクトを行っています。この取組は長泉町から全面的なご協力をいただいて進めています。ハッピープロジェクトは、今年度始めた取組で、生徒も教員も試行錯誤しながら進めています。以前のブログでハッピー!プロジェクトを取り上げた際、「成功か失敗かは大きな問題ではありません。行動するところに大きな意味と成長があるのだと思います。」と書いたところですが、実際、さまざまな失敗をしながら取り組んでいるようです。
先週のスタディラボでは、生徒が長泉町の関係部署や関係企業に直接電話して提案したり、相談のアポ取りをしたりしたのですが、思うように考えを伝えられなかったり、できませんと言われたり、かなり苦戦していたようです。思うように言葉が出なかった生徒もいたようです。学年主任の先生が校長室に来て、「校長先生、電話がうまくいきませんでした。」と少し気落ちした感じで報告してくれました。
私はこのような失敗を経験できたことは大変よかったと思います。生徒が企業に電話をしたこと、思いを伝えようと努力したことは、考えたことを行動に移した結果で、大きな意味があります。生徒はこれまでの人生の中で企業に電話をかけて何かをお願いするという経験はあまりなかったと思いますし、社会をよくしようとして考えたことを大人に伝える経験もあまりないと思います。試行錯誤や小さな失敗は人を成長させるそうです。教員も生徒とともに試行錯誤して失敗しながら成長していくものと思います。ハッピー!プロジェクトにかかわっていただいている行政や企業の皆様、今後ともどうぞよろしくお願いします。
知徳高校での学びは、地域とのかかわりが大きいことが特色です。写真は3年普通科の観光地理での三島フィールドワークの様子です。

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