校長先生のブログ

福祉科の学び

知徳高校には福祉科があります。福祉科の学習は介護福祉士の資格に直結しているところがあるため、他の学科よりも授業数の管理が厳しいです。例えば、暴風警報等が発表されて学校が臨時休業になった場合、他の学科ではその日に実施できなかった授業は、その後の授業の中でやりくりし新たに授業日を設けることは少ないのですが、福祉科では、例えばその日に実習ができなかった場合、別に実習日を設けてきちんと実施します。介護福祉士の国家試験の受験資格を得るための関係授業の時数が定められているのです。介護施設での実習は3年間で約60日間あり、きちんとこの日数実習します。福祉科の生徒は、時間をかけた学びや現場と結びついた学びによって大きく成長します。高齢者への対応や、ボランティア活動で見せる動きは、丁寧でさすがだと思うときがあります。知識や技術を習得するだけにとどまらず、多様な人と上手に付き合い、よりよい社会を創る力が育っていることを感じます。今週は2年生の施設実習がありました。写真は実習に出発する生徒を見送る教員と、生徒を送り出してその帰りを待つ教室の黒板の写真です。教員は実習施設を巡回しながら温かく見守っています。

 

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