校長先生のブログ

こうしたらハッピーになる仮説 → 行動してみた

先日、1年の探究活動「Happy! Project」の発表会を行いました。発表会には、今回のプロジェクトの実施に際し、企画段階から力強くご支援ご協力いただいた長泉町役場の方もお招きし助言をいただきました。今回の発表会は、各クラスの代表グループが発表する形です。Happy! Projectでは、ハッピーにしたい対象を設定し、こうしたら対象がハッピーになるのではないかという仮説を立て、実際に行動に移して、その結果を検証します。2年生になると、今回のプロジェクトを通して見つかった新たな課題や疑問、アイデアについて、また新たな仮説を立てて行動するという新たなサイクルが始まります(各自の問題意識に基づく新たな課題を設定しても構いません)。今回の発表会は、自分で課題を設定して可決策を提案し実践してみる探究サイクルの最初の一歩です。
テーマは様々です。保育園の園児とともに保育士にもハッピーになってもらいたい、殺処分されそうな犬猫をハッピーにしたい、高齢者にハッピーな暮らしをしてもらいたい、小学生の登下校を安全でハッピーなものにしたい、地域の神社をきれいにし、お参りに来る人にハッピーな気持ちになってもらいたい、地域の商店の活性化をお手伝いしてハッピーにしたい、など。テーマは生徒が個々の興味関心の中から設定することが大切だと思っていますし、授業は生徒が社会や日常生活の関連の中で、探究したくなるようなテーマを見つけるヒントを提供するものでありたいと思います。今回の発表を聞いてうれしかったことは、生徒から、「この点が課題だと思った」、「定期的に行いたい」、「新たに社会活動に参加したい」など、次のステップにつながる感想が多く聞かれたことです。そこにさらなる成長のヒントがあると思います。写真はHappy! Projectのクラスでの発表の様子です。

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