校長先生のブログ

できたことノート始めました

知徳高校には、育成したい9つの資質・能力があります。校内ではその資質・能力を知徳GPと呼んで、さまざまな活動を通して育成を図っています。知徳GPの一つである「自己肯定力」などを育成するために、今年度新入生から「できたことノート」を始めました。「できたことノート」とは、自分が「できた」と思うことを毎日3つ書きとめて、それをさまざまなワークで深め、自己肯定感を高めるものです。できたことから行動を変える専門家として活躍している永谷研一さんにアドバイスをいただきながら取り組みます。
4月17日は、永谷さんによる生徒向けの「できたことノート」講演会を実施しました。1年部の先生方は前週に永谷さんの研修を受けています。永谷さんの話はとても楽しく、活動場面も多々あって、生徒は生き生きとした表情で参加していました。講演の最後に瞑想で自分を振り返る時間があったのですが、とても集中していた姿が印象的でした。
知徳高校では、知徳GPを育成するために、「できたことノート」以外にもさまざまな取組を行っています。ソーシャルスキルトレーニング講座(SST講座)もその一つです。ソーシャルスキルとは、人とかかわっていくために必要なスキル、集団の中で上手に関係を作っていくためのスキルのことで、人間関係に悩む生徒が多いことから実施することにしたものです。SST講座での学びが、知徳GPの共生する力、貢献する力、協働する力などの育成につながってほしいと思っています。知徳GPを育成するには、こうすればよいという方法はありませんが、教職員がその育成を意識してさまざまな取組を行うことを大切にしていきたいと思います。下の図は知徳GPと、永谷さんの「できたことノート」講演の一場面です。

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