5年前に生徒を引率してオーストラリアに行った時、キャッシュレスが浸透している様子や多文化社会の力強さに驚いたことを覚えています。学校の仕組みや教育の違いにも学ぶことが多々ありました。海外にいくといろいろな発見があり、成長のヒントをもらうことができます。
知徳高校では、高校卒業後の進路の一つとして、海外で自分を成長させる機会を用意しています。知徳高校の大きな特色です。海外で自分を成長させる機会とは、海外進学(大学、短大、専門学校等)やワーキングホリデイ(海外で働きながら語学を学ぶなど)です。海外で成長したい生徒には、(株)留学情報館と提携し、個別に相談しながら様々な情報を提供し、具体的な支援を行います。進学する場合には、世界7カ国に83校確保している指定校(H Pに一覧)に推薦入試で合格することも可能です。知徳高校ではこの取組を、グローバルフューチャープログラムと呼んで全生徒対象に実施しており、その特色は必ずしも高い英語力が必須ではないということです。必要なのは英語力ではなく、チャレンジする気持ちだと思っています。
グローバルフューチャープログラムについては、これまでに2回説明会を行いました。留学や海外進学に興味がある生徒は1回目の時のアンケートで16%。2回目では29%の生徒が留学や海外進学に興味が湧いたと答えています。円安や物価高もあって大変な状況はありますが、短期留学や3泊程度の海外研修も企画するなどして、生徒がグローバルに成長する機会を提供し続けたいと考えています。