普通科スポーツ健康コースでは、３年前から、長泉町内の幼稚園・保育園・こども園の園児たちとスポーツ交流をしています。最初は、隣にある竹原保育園との交流だったのですが、しだいに広がって今では７園と交流を続けており、大切な教育活動になっています。
交流での活動は、高校の広いグラウンドや体育館でボール運動や身体活動を行ったりしています。先日見た活動は野球の動作をふくむ身体活動を、園児向けに安全に配慮しつつ工夫したもので、スポンジボールを投げたり打ったりする活動を行っていました。
先日、各園の先生方が園児の感想をまとめて送ってくださいました。
「はじめて野球をやった。お兄さんとボール転がすところが楽しかった」
「野球で打ったとき、いっぱい飛ばせたのがうれしかった」
「こおりおにでお兄さんを捕まえられてうれしかった」
担当した高校生・教員もこのように感謝されてとてもうれしく思っています。
しかしながら、高校生もまた園児との交流を通して成長しているのです。交流の最初の場面では高校生も扱いに戸惑って緊張しているんですが、活動する中で、園児の表情や行動を観察しながら理解しようとしています。コミュニケーションにおいては、単に言葉を使うだけでなく、目線の置き方、ジェスチャーや表情、声の大きさやスピードを工夫するようになります。他者への安全で責任ある関与の仕方を学んで成長していることを感じます。
