どのくらいの生徒が「学校が楽しい」と思っているのか。これは知徳高校が教育目標の達成状況をみる上での指標の一つです。5月下旬に全校生徒に実施したアンケートでは、「はい」が73%、「どちらでもない」が24%、「いいえ」が3%でした。ちなみに県も同様のアンケート調査をしていて、その結果は「かなり当てはまる」+「まあ当てはまる」が82.7%、「あまり当てはまらない」+「ほとんど当てはまらない」が17.2%でした。知徳高校のアンケートとは選択肢が違い、「どちらでもない」の回答もあるため単純に比較することはできません。
学校としては「学校が楽しい」生徒が80%以上になることを目指しています。今回のアンケート、学年別にみると、1年生は「学校が楽しい」と答えた生徒が83%あり、2・3年よりも高くなっていました。その理由は何だろうか今考えています。生徒相談室の分析によると、学校生活充足感の背景には対人スキルが影響しているようです。知徳高校では、今年度1年生から、人間関係を構築するスキルの習得やSEL教育(社会性と感情を育む教育)に重点的に取り組んでおり(以前のブログで紹介したSST講座やトークフォークダンスなど)、その成果が表れたものだとしたらとてもうれしいです。