知徳高校では、4月7・8日に始業式と入学式を行い、新年度がスタートしました。
この時期は、朝夕の冷え込みはあるものの日中は暖かく、期待と不安が混ざった年度初めの新鮮な気持ちを表したような気候です。日に日に濃くなる木々の緑が印象的な毎日です。
年度初めは、「成長」を目指す上で大切な時期です。高校生にとっての成長とは、まずは自分の視点を増やし広げることです。「あなたは周りにいる5人の平均」という言葉があります。これは、人の考え方や行動は普段接することの多い5人の平均になるというものです。年度変わりには、新しい友人や大人との出会いがあります。生徒には、あなたの5人を広げるとともに、切磋琢磨しあう5人をつくってほしいと思います。
年度はじめは、新しいことに挑戦するのに適しています。「越境」環境があるのです。越境とは、慣れ親しんだ環境から、新しい世界に飛び込むことです。これまでの自分では通用しないという思いが人を成長させます。新入生にとっては、高校入学自体が越境です。積極的に挑戦しましょう。今までやったことのない部活動に入る、ボランティア活動に参加する、留学や海外交流に挑戦するなど。こうした経験が、あなたの視野を広げ、成長させることと思います。