3年生に話すのも3月1日が最後となりました。これまで始業式などの式典を通じて、さまざまなことを伝えてきましたが、私が最も多く口にした言葉は、「越境せよ」だったと思います。
卒業生にとって、高校生活最初の越境は、多分、知徳高校への入学そのものだったのではないかと思います。新しい環境での通学、新しい友人づくり、学業や部活動への挑戦。中学校とは異なる世界に飛び込み、思うように結果が出なかったことや、悩みを抱えたこともあったと思います。それでも、試行錯誤をしながら成長し、今日の日を迎えました。「よく頑張った」と、自分を褒めてあげてください。
これから皆さんは、それぞれ新たな「越境」に挑みます。越境してどのように動けばよいのか、正解はありませんから、たくさん試行錯誤してほしいと思います。回り道をしたり、立ち止まったり、逃げたりすることも試行錯誤の一つです。越境して試行錯誤しながら、自分なりの正解を探す過程が成長なのだと思います。
卒業生みなさんの新たな越境の成功を心から願っています。