校長先生のブログ

本のイントロ展

 何のことかわかりますか。これは、図書館の先生がおすすめ本の冒頭の一文(イントロ)だけをカードに書いて展示し、生徒は気になるイントロのカードをカウンターまで持っていって、そのイントロから始まる本を借りるというものです。本のタイトルや著者は分かりません。私もそうですが、本を選ぶとき、著者名やジャンルから選ぶことが多々あり、読まず嫌いになっていることって結構あると思います。読書の幅が広がるきっかけにもなり、とても面白い取組だと思います。イントロの本は、司書が読んでほしい本や生徒からの紹介で選んだそうです。

 この取組を始めてから10人ほどの生徒が本を借りたそうです。司書の先生に話を聞くと、イントロから選んだ本の感想は「意外とおもしろかった」、「難しい話だった」など、さまざまだそうですが、読書の幅が広がっているようです。また、本を借りなくてもこのコーナーの前で「これ面白そう」、「読んだことある気がする」と、本に関する話で生徒たちがもりあがっていることがうれしいとも話していました。

 私が選んだイントロは「夜の海、静寂の時」。どんな本か全く知りません。この一文は綾辻行人さんの長編推理小説「十角館の殺人」のイントロだそうです。読んだことありませんでしたが、司書の先生から映像化不可能と言われていたけれど最近実写化されたとか、大人気とか聞かされて、読んでみたくなりました。

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