今年度、知徳高校が取り組んでいる総合的な探究の時間「知徳スタディラボ」では、生徒が課題を設定して探究していく前段階として、ファシリテーションに関する学びをしています。以前のブログで紹介したSST講座もその一つですが、ここ数時間は「聴く」ことの大切さをテーマにしています。トークフォークダンスもその一環です。6月14日の探究も、「聴く」ことをテーマにしたコーチングの内容を予定しています。
知徳高校では授業マナーとして、①チャイム着席、②机をそろえる、③けじめの挨拶、④相互リスペクトを大切にしています。このようなことは、生徒にとっては小学校から言われていることですし、高校生にもなって何を今さらと思われるかもしれません。それでもこれらのことって、大人になっても大切なことだと思います。
特に④の相互リスペクトは大切にしてほしいと思っています。相互リスペクトって幅のある内容ですが、そのひとつは、他者の意見や考えをいったん受け止めることです。まさに「聴く」ことです。聴くことってなかなか難しいです。大人の社会でも、他の人が意見を言っている最中に反対意見を話し出したり、他の人の意見を受け入れずに否定する話をしたりすることはよくあります。私もそのようなことしてきました。それってリスペクトじゃないんですね。 「聴く」は「聞く」とは違います。「聞く」は一般的な「音を耳で感じ取る」という意味で使われますが、「聴く」は、意識して注意深く聞く、または感情や思考を込めて聞くという意味合いが強いです。音楽や演説など、内容を理解しようとする姿勢で聞く場合に使われます。(ここは生成AIに聞いた答です)。聴くことができる人になりたい、なってほしいと思います。